テレビのニュースを見てビックリしました。
神奈川県の「肉の石川」が販売した冷凍メンチが原因で
食中毒患者が21人にも増えたというのですが、冷凍メンチは
食べる時に油で揚げるんだから、O-157は死滅するんじゃないんですか?
なんと8歳の男の子と女の子の2人が重症で入院しています。
子供のいる家では、冷凍食品を使うケースが多いと思いますが
こんな状況じゃ、怖くてとても買えません。
調査によると販売前の冷凍メンチと患者から検出されたO-157は同じもの。
肉の石川が、食品加工会社「タケフーズ」に製造を委託し
イトーヨーカドーなどで計2010個が販売されたそうです。
でも冷凍メンチカツで食中毒なんて、今まで聞いたことありますか?
ちょっと気になったので、色々調べてみるとO-157は比較的熱に弱いので
75℃1分以上の加熱をすれば死滅するということが分かりました。
問題の冷凍メンチは、揚げ物ですから、75度以上の過熱はしたはずです。
それなにの・・・なぜ?
どうも揚げ方に問題があったのではないか?という説もあります。
メンチなどの手を加えたひき肉料理の場合は、中心部まで火が通っていないと
O-157が生き残ってしまう可能性があるそうです。
東京都福祉保健局の実験では、O-157を混ぜた生ハンバーグをフライパンで焼いても
フタをしないと完全に死滅することなく生き残るO-157もいたそうです。
生き残ったO-157にとっては、ちょうど暮らしやすい温度になるため
かえってどんどん増えてしまう結果につながる。
つまり冷凍メンチのような揚げ物でも、油断せず、しっかり加熱することが必要。
油断できない世の中になりましたが、油断は大敵と心を引き締めました。
お子さんやお年寄りのいる家庭は、特に注意してくださいね。