こうも、気温の変化があると体がその変化についていけない!
眠れない。疲れがとれない。などありませんか?
寒くなる冬を前に私が食べるのが、う・な・ぎです。
ウナギは栄養価が高くてパワーの源と言ったイメージでした。
ところが、先日テレビを見ていたら、ウナギよりもシジミの方が栄養価が高く、江戸時代には土用シジミとして腹薬として食べられていたんだそうです。
シジミの美味しい旬の時期は、寒い冬の季節から夏の季節までと長い期間食べれることから四季味(しじみ)とも書くそうです。
■ウナギよりも高い栄養素があります!比較してみます。(※100gあたり)
・貧血対策に大切な鉄 シジミ5,3mg ウナギ0,8mg
・造血作用があるビタミンB12 シジミ62,4μg ウナギ3,5μg
・オルニチン シジミ15,3mg ウナギほとんど含まれていない測定不能
また、別の話になってしまいますが、全国に支店があるとんかつと言えば、有名なのが『和幸』です。その和幸のとんかつ定食には、必ずシジミのみそ汁が付きてきます。
これは、とんかつととても相性が良いのと、鉄分などのミネラル、ビタミンB12など体にいい成分が含まれているので50年前からシジミ汁を出すようになったのだそうです。
きっかけは、50年、常連客から「とんかつとシジミ汁は相性が良い。」と言われ、創業者がシジミ汁を出し始めると、それまで閑古鳥が鳴いていた店が、お客さんの評判が良くなり大当たり!それからずーっと続いているそうです。
実は、このとんかつにシジミ汁の相性は理にかなっていると専門家。その番組で、セレンクリニック東京院長 森田祐二先生の説明によると、お肉のたんぱく質がカラダに入ると消化・分解されます。その時、有害物質のアンモニアが発生されます。
それを、肝臓が害の無い尿素に変えますが、たくさんのたんぱく質が入ってくると肝臓がフルに働くことになり、肝臓がダメージをうけてしまいます。そこにシジミのオルニチンが体の中に入ってくると、肝臓の機能をアップさせ肝臓の細胞自体も保護してくれるのです。
どの位、シジミにオルニチンが入っているのか、他の食べ物と比較すると
- キハダマグロ・・・1,9~7,2mg 刺身7~10切れ
- チーズ・・・0,76 ~8,47mg スライスチーズ約5枚
- ウナギ・・・測定不能 ほとんど含まれていない。
- シジミ・・・10,7~ 15,3mg 約35個
疲労の原因は、ビタミン不足が肝臓に影響を及ぼすと考えられています。そこで、ビタミンを摂ろうと思っても肝臓が弱っていると活かされません。
そこで、シジミを摂取すれはオルニチンにより肝臓を元気にすることができビタミンも入っているので夏バテ予防に効果があると言うのです。
■美味しく効果的にシジミ汁を摂取する
砂抜きをする時、真水で行うと、アミノ酸がぬけてしまいます。それを防ぐために1%の塩を入れて砂抜きするとアミノ酸を逃しません。
その時、シジミが重ならないようにザルに並べて2時間~3時間置きましょう。この、1%の塩を入れて砂抜きすることで、オルニチンも逃がさないでアップします。そして、直ぐに鍋に入れないで、冷凍保存するとさらに栄養がアップします。
普段水の中にいるシジミを、水から上げて空気中にいることで、呼吸ができなくなり、生き残ろうとするエネルギーによってうま味成分「コハク酸」が出ます。ひと手間かけるだけで全然違くなります。
また、シジミ汁の汁にはオルニチン、ビタミンB群、グルタミン酸が豊富に入っており、身には、鉄分、亜鉛、アミノ酸、カルシウムなどが豊富に入っているので、身も食べましょう。シジミの身は、沸騰してないうちに入れるよりも。沸騰してから入れると簡単にとれるようになります。
いかがですか?あんなに小さいシジミですがパワーは凄い!摂らない手はないですね。